11年ぶりのユーロ安円高
11年ぶりにユーロ安円高の安値を更新したことで、1月16日午前10時30分ごろには96円割れも間近に迫りました。先日100円割れしたばかりですが、ユーロ安に拍車をかけているのはどういう背景があるでしょうか。
一つは、1月13日、アメリカの格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)により、ユーロ圏諸国が格下げとなったことです。格下げとなったのは、フランス、イタリア、オーストリア、スペイン、ポルトガルなど9ヶ国で、欧州金融安定基金(EFSF)の不安定も指摘されています。とくにフランスが最上段から一つ下げたことは影響しているようです。ユーロの対ドルについても、先週末に2010年8月以来の安値を更新しました。全般的にユーロの不安定が広がっていますが、昨年夏にもアメリカの格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスがユーロ諸国の格下げを行っており、今回の格下げはある程度想定されていたようです。そのため、急落することはないと考えられており、無難にこなすという見解があります。
二つめには、ギリシャの借金削減交渉が難航しているためです。